イメージングリオメータ
リオメータ(Riometer; Relative Ioinospheri Opacity METER)は、一般に、上空より到来する電波(約20--50MHz帯)の雑音を地上で測定する。
宇宙の天体などから発生する電波雑音(銀河雑音・宇宙電波等と呼ばれる)は、宇宙空間の特定の方向を測定すれば一定である。
地上で測定すると、地上高度80〜90km付近の大気が紫外線・宇宙線などによってプラズマ(電離した大気)になっているため、銀河雑音の一部が吸収される。この電波吸収量は、大気の状態によって細かく変動することがある。これを利用して、地上での銀河雑音の測定により、超高層大気中のプラズマのじょう乱が測定できる。極域では 、オーロラに伴う大気の変動の電波観測が可能である。
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NICTのイメージングリオメータは、アンテナビームを1秒以内に約200方向にスキャンし、天空の広い範囲における銀河雑音の変動をモニターする。これにより電波強度変動の水平2次元マップが毎秒、作成できる。 NICTのシステムは1995年10月よりアラスカ・ ポーカーフラット(北緯65度)に設置され、以来、連続的に稼動している。水平範囲400km四方の下部電離層の電子密度変動を主に観測する。空間分解能は天頂方向で6度(11km)であり、電波吸収量の最小検出感度は0.1dBで、1秒ごとに24時間連続観測を行っている。
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